IT用語解説
Web
やさしい説明
Web(ウェブ)とは、インターネット上で情報を閲覧するための仕組みのことです。正式名称を「World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)」といい、頭文字をとって「WWW」とも呼ばれます。文章、画像、動画などのデータが「ハイパーリンク(リンク)」によって相互に結びついており、ブラウザ(Google ChromeやSafariなど)を通じて世界中の情報に簡単にアクセスできるシステムを指します。
日常のたとえ
Webは「巨大な図書館」に例えることができます。
インターネットという建物の中に、世界中から集まった膨大な数の「本(ウェブサイト)」が置かれているイメージです。一冊の本は複数の「ページ(ウェブページ)」で構成されており、ページ内にある「注釈(リンク)」をたどることで、別の本や別の棚にある関連情報へ瞬時に移動できるのがWebの特徴です。
何のためにあるか
Webの主な目的は、世界中に散らばっている情報を整理し、誰でも簡単に共有・閲覧できるようにすることです。
HTML
HTTP
URL
これらが組み合わさることで、専門知識がなくてもクリック一つで情報を取得することが可能になりました。
なぜその技術が生まれたのか?
1989年、スイスの欧州原子核研究機構(CERN)に勤務していたティム・バーナーズ=リーによって考案されました。
当時、研究者たちは異なるコンピュータや場所にある資料を探し出すのに多大な苦労をしていました。この問題を解決するため、「複数の文書をネットワーク上で結びつけ、どこからでも参照できるようにする」という情報の共有管理システムとして誕生しました。
似た言葉との違い
インターネット vs Web
「インターネット」と「Web」は混同されがちですが、明確に異なります。
世界中のコンピュータを繋いでいる物理的な基盤(道路や線路)
基盤の上で動くサービスの一つ(車や電車)。他にもメールやゲームがあります。
非IT分野での意味
生物学
英語本来の「クモの巣」のほか、鳥やカエルの「水かき」を指します。
社会学
「人間関係の網(Web of relationships)」など、複雑な組織構造を指します。
現場のリアルとの接点
私たちは日々、ニュースサイトでの情報収集、AmazonなどのECサイトでの買い物、SNSでの交流、Wikipediaでの検索などを通じてWebを活用しています。また、企業の公式サイト、個人のブログ、オンライン授業、公共機関の電子申請など、現代社会のあらゆるサービスがWebを入り口として提供されています。
語源・由来
「Web」は、情報が網の目のように複雑に結びついている様子が「クモの巣(spider’s web)」に似ていることから名付けられました。提唱者のティム・バーナーズ=リーが、世界中(World Wide)に広がる網(Web)という意味を込めて「World Wide Web」と命名したのが始まりです。
日本語と英語のニュアンスの違い
主に「ウェブサイト」や「ホームページ」とほぼ同義のIT用語として定着しています。
「網状の構造」という意味が強く意識されます。例えば「a web of lies(張り巡らされた嘘)」のように、抽象的な複雑さを表現する際にも頻繁に用いられます。
最後の一言まとめ
Webとは、世界中の情報をハイパーリンクによってクモの巣のように結びつけ、インターネットを通じて誰もが自由にアクセスできるようにした「情報の共有システム」のことです。

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